新島トピックス

<アーカイブ>新型コロナウイルス関連情報まとめ(3月)

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Posted on 2020年1月22日

新型コロナウイルスに関する新島の情報をお伝えします。

 

*3月までの情報です。4月以降の情報については、こちらにまとめています。

世界的に猛威をふるっている新型コロナウイルス。国内でも感染者数が日に日に増えており、事態は予断を許さない状態になっています。3月31日現在、新島村(新島、式根島)で感染者は確認されていませんが、感染拡大防止のため島内の各施設や交通機関ではさまざまな対策が行われています。

新島は東京都の島ですので、首都圏での状況次第で対応が随時変わっていくことが予想されますが、春の観光シーズンに突入しましたので現時点での島内情報をまとめてお伝えします。これから来島される方は、ご注意ください。

3月31日19:30現在

 

都内の感染者数が連日40人以上と急増していることを受け、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大(オーバーシュート)を阻止するため、東京都は住民に対し外出自粛要請を発表しています。それに伴い新島村では4月12日までの間、各公共施設の利用を自粛するよう要請の発表がありました。以下は新島村役場発表の各施設状況ですが、ご利用については留意ください。

また、これから来島される方に向けて船や飛行機に乗る前の検温のお願い、体調不良の場合は来島を控えていただきたいこと、機内・船内でのマスク着用島内での咳エチケットやマスク着用など、感染防止に協力いただけるよう要請がありました。

<観光施設>

新島

・羽伏浦キャンプ場 4月12日まで閉鎖

・新島村博物館 4月12日まで通常営業

・まました温泉 4月12日まで通常営業 ※ポンプ定期点検のため4月1日使用中止

・湯の浜露天温泉 4月12日まで通常営業 ※ポンプ定期点検のため4月1日使用中止

・温泉ロッジ 4月12日まで通常営業 ※ポンプ定期点検のため4月1日温泉施設使用中止

・新島住民センター図書室 4月12日まで通常営業

 

式根島

・釜の下キャンプ場 4月12日まで閉鎖

・憩いの家 4月12日まで通常営業

 *4月1日より当面の間営業時間を短縮 詳細はこちら

・松ケ下雅湯 4月12日まで通常営業

・地鉈温泉 台風被害のため閉鎖中

・足付温泉 台風被害のため閉鎖中

なお新島の勤労福祉会館(きんぷく)、住民センター、青葉会館、自治会館、クリエイトセンター、さわやか健康センター、若郷会館、式根島の開発総合センターはすべて4月12日まで自粛(多人数での会議やイベントは中止)とされており、実質的には一般利用されていない状態です。

最新情報は「新島村ホームページ」にてご確認ください。

 

 

<宿泊施設>

村営施設「温泉ロッジ」は4月12日まで通常営業しています。その他、新島観光協会によると3月31日現在、新島内では新型コロナウイルス関連で休業している旅館・民宿はないとのこと。

観光に関する情報は新島観光協会ウェブサイト

 

 

<交通機関>

東海汽船

東京と伊豆諸島・小笠原諸島を結ぶ航路では、船内で定期的に換気を行うほか、アルコール消毒液を設置。船内乗組員はマスク着用。空席がある場合はできるだけ乗客同士の間隔が空くように配慮。また港の待合所ではアルコール消毒液の設置と従業員のマスク着用で対応しています。

なお東京・竹芝桟橋では3月10日より、乗船口にて乗船者全員の検温を実施中。37.5度以上の発熱が認められる方は乗船できなくなっています。(検温は東京都の依頼により実施されているもので、横浜港、下田港、および各島の寄港地では行われていません)

新型コロナウイルスの対応に対する東海汽船の報道発表(3月25日)

 

新島、式根島への航路については現在のところ、新型コロナウイルス関連での運休はありません。東京―伊豆大島間の高速ジェット船については、4月に一部の便を運休するとの発表がありました。

新型コロナウィルスの影響による運休について(3月25日)

 

新中央航空

調布飛行場と伊豆大島、新島、神津島、三宅島を空路で結ぶ新中央航空では、地上係員のマスク着用が実施されているほか、搭乗客の手が触れる機内設備のアルコール消毒を実施。

また東海汽船同様に、調布飛行場では3月7日より搭乗客全員の検温を実施しています。搭乗カウンター前に検温コーナーを設置し、37.5度以上の発熱が認められる人は搭乗できなくなっています。

なお、感染防止のために除菌スプレーなどを持参する方もいるかと思いますが、「クレベリン」の機内持ち込み・手荷物預かりいずれもできませんのでご注意ください(航空法上の危険物に該当)。

新型コロナウルス関連肺炎に関する対応について(新中央航空)

また、新型コロナウイルス拡大に伴う特別措置として、3月2日〜4月30日までの搭乗便については無料でチケット払い戻しができます。

新型コロナウイルス拡大に伴い航空券の特別対応について

<イベント>

イベントに関しては、4月12日までの行事は全て中止となっています。それ以降のイベントについても中止または延期の可能性がありますので、ご参加の予定がある方は最新情報にご注意ください。

なお、5月10日に予定されていた新島村博物館主催の「地質の日」イベントは延期が発表されました。

<新島の状況>

*3月31日現在

首都圏での外出自粛や感染者数の増加に伴い、島内では新型コロナ感染拡大防止のため営業を自粛する事業者が増えてきました。小久保自動車は観光目的の来島者へのレンタカー予約を当面のあいだ停止すると発表。飲食店も店内での提供を縮小してテイクアウトを増やしたり、営業時間を短縮するなど、さまざまな対応をしています。ご利用の際はご注意ください。

*3月25日現在

新島観光協会によると団体のキャンセルは非常に多く、観光ツアーも3月、4月催行はほぼ中止で、実施される場合も人数は10名未満の縮小傾向にあるとのこと。一方で個人旅行者については、新島観光協会が会員の宿泊施設にアンケートを行ったところキャンセルは少ないとのことで、実際に島内では1人旅または少人数のグループの旅行者の姿が見受けられます。

なお、観光案内窓口ではキャンプ場に関する問い合わせが多くなっているとのこと。内地ではキャンプ場人気が高まっていることも関係していると考えられます。新島・式根島では4月12日まで全面閉鎖の方針をとっています。

また東海汽船によると、団体予約は激減、個人客も減少傾向とのこと。2月の予約状況は前年比5%減にとどまっていましたが、3月の予約状況は前年比−38,105人(51%)、4月は前年比−18,400人(29%)の見込み。3月25日に大島便の運休が発表されたことで、影響はさらに大きくなるかもしれません。

新島では長く厳しい冬が終わり、これから最高の観光シーズンを迎えようという大事な時期。シーズン中に年収の大半を稼ぐ観光事業者が多いうえ、甚大な被害を受けた昨年の台風災害からどうにか立ち上がり「2020年はよいシーズンに」と期待していた矢先の事態。それだけに「多くの観光客に遊びに来てほしいと思う一方で、人の往来が多くなることで感染リスクが高まることを不安視する人も多い。複雑です」と観光協会スタッフも苦悩をにじませています。

なお新島、式根島には病院がないため、万が一新型コロナウイルスの感染が判明した場合や重症の場合は救急ヘリで内地へ緊急搬送されます。また外出自粛要請を受けて、島ではマスクや消毒液はもちろん食品も品薄になる可能性があります。これから来島される方は、くれぐれも体調と物資に留意くださるようお願いします。

 

<更新情報>

*3月31日19:30現在

首都圏での感染拡大を受けて、新島はじめ東京諸島各島で自主的に営業を短縮、縮小、休止するという情報が飛び交うようになりました。式根島の憩いの家は4月より営業時間の短縮を短縮すると発表。5月10日の新島村博物館主催「地質の日」イベントは延期が発表されました。また、東海汽船が東京諸島での4月以降のイベント中止・施設休館情報をとりまとめました。

新島村の発表はこちら。東海汽船の発表はこちら

*3月27日18:30現在

首都圏で広がる週末の外出自粛について、愛知県と富山県が新たに「東京への移動自粛」を発表。新島村では春の行楽シーズン突入にあたり、来島者へ向けた感染拡大防止への協力を要請しました。新中央航空では感染拡大防止対応として実施している航空券の無料払い戻しについて、対応期間を4月30日まで延長することを発表しました。

新島村の発表はこちら

新中央航空の発表はこちら。

新型コロナウイルスに関する最新の報道はこちら。

 

*3月26日18:30現在

前夜の都知事会見を受けて、埼玉、神奈川、静岡は今週末の不要不急の外出自粛、千葉、群馬で都内への外出自粛の要請が発表されました。新島村では各施設の利用自粛を改めて要請するとともに、羽伏浦キャンプ場と釜の下キャンプ場の閉鎖を4月12日まで延長すると発表しました。また週末に上京予定のある住民には、危機感をもって行動するよう要請しました。

新島村の発表はこちら

新型コロナウイルスに関する最新の報道はこちら。

 

*3月25日20:00現在

小池百合子都知事が緊急会見を開き、オーバーシュートの発生を抑えるため平日の在宅勤務と夜間の外出自粛、今週末(3月28、29日)の外出自粛を発表しました。

報道はこちら。

 

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