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交流スペースまると、GW限定オープン

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Posted on 2018年4月24日

新島のコーガ石建造物を守ろうとする新島オイギープロジェクトが手がける交流スペースまるとが、島の味と文化を味わえる特別企画を実施!

 

新島を語る上ではずせない存在といえば、島内で採掘されている天然石「コーガ石」。海底火山の噴火によって生まれたコーガ石は、軽いものでは水に浮かんでしまうほど軽量で、ノコギリで切れてしまうほど扱いやすい。それでいて1000度の高熱にも負けない優れた耐熱性から、島では古くから建材として多用されてきた歴史がある。

神社や祠、公共施設はもちろん、民家の約7割が何らかの形でコーガ石を使っているという新島の集落。ざらざらした独特の風合いや、光の加減によって粒子がキラキラ輝くコーガ石の家並みは、まさに島でしか見ることのできないスペシャルな景色だといえる。

こうした昔ながらの石造りの家は、島の中で次第に姿を消しつつある。メンテナンスの難しさや人口減少など理由はさまざまだが、一方でコーガ石の魅力を再認識する動きが若い世代を中心に活発化。2017年には元民宿をリノベーションし、コーガ石の魅力を前面に押し出したスタイリッシュなゲストハウス「ホステル・ナブラ」がオープンし、大きな話題を呼んだ。

そして2018年にはコーガ石建造物の保全と空き家活用をめざすプロジェクト「新島OIGIE(オイギー)」が主体となって、コーガ石造りの空き家を活用した交流スペース「まると」をオープン。島寿司の名店として知られた「まると寿司」の元店舗をそのまま生かし、島内、島外関係なく人や情報が集まる交流拠点としてスタートした。

冬のオフシーズン期間は主に島民対象の各種イベントやクラフト教室、1日限定食堂などを開催してきたが、GW期間中は「島外から観光に訪れる人に、コーガ石文化と島の味にふれてほしい」とスペシャル営業を企画する。

4月29日(日)~5月6日(日)の毎日、カフェスペースにて新島の特産品を使った特別メニューを提供。「一度食べると忘れられない」という声も多い新島産の新玉ねぎをふんだんに使ったトロピカルキーマカレーやキーマトーストのほか、「元寿司屋だから!」と華やかな寿司メニューも予定している。またドリンクでは新島産のフルーツを漬け込んだ果実酒や、まると特製プレミアム梅酒などを用意。バータイムには中庭のガーデンテラスを開放し、新島名物・赤いか焼きそばや、ヘルシーで美容にもいいと人気のフローズンドリンク「あしたばフラペチーニイ」が楽しめる屋台も登場予定だ。

シーガラスをあしらったアクセサリーなどの各種おみやげや、コーガ石を特集した「にいじまぐ」1号などフリーペーパー各種そろっているので、食事やお酒を楽しみながら新島の文化に触れてみてはどうだろう。

<DATA>
交流スペース「まると」
住所:東京都新島村本村6-9-2
アクセス:新島港より徒歩20分/新島燃料ガソリンスタンド向かい
営業時間:4月29(日)~5月6日(日)カフェ8:00〜16:00 バー 18:00〜22:00
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