新島トピックス

新島大踊を味わう 第2夜~本村

Posted on 2025年8月15日

本村では2018年以来の復活!初の女性参加にも注目

毎夏の盛り、亡くなった方への鎮魂の思いを込めて、盆祭で披露される「新島大踊(おおおどり)」。中世芸能として古い歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「風流(ふりゅう)踊り」の一種とされ、新島の若郷と本村の2地区で大切に受け継がれて来た伝統芸能です。

前夜の若郷に続き、今夜行われる本村の見どころについてご紹介します。

紫のカバが揺れる、厳かな儀式の踊り

毎年8月15日の夜、本村の長栄寺で大踊が披露されます。

場所:本村・長栄寺の境内
日時:8月15日夕方5:00~

地域の夏祭り「若郷盆祭」のにぎやかな雰囲気のなかで披露される若郷と違い、本村の大踊は儀式として行われます。境内に設けられた曲輪(くるわ)のなかで、輪になって静かに踊る光景は、なんともいえない厳かな雰囲気に包まれています。

本村の大踊が最後に披露されたのは2018年。その後、台風やコロナ禍などで中止が続いていましたので、今回が念願の復活となります。島の人も7年間目にしていないので、久しぶりの披露を楽しみにされているのではないでしょうか。

儀式の開始は午後5時。まず、宮司や村長など村の重役が本堂に上がります。その後、紫のカバ(かぶり布)をたっぷりと垂らした15人ほどの踊り衆が、お囃子の音色とともに境内に入ってきます。

写真は2016年のものです

 

境内には曲輪と呼ばれる縄が張り巡らされ、これが結界をつくりだします。提灯を持った中見張りや踊り衆などは印籠を下げ、その他は笹の葉をつけて曲輪のなかに入ります。それ以外の人は、曲輪のなかに一切立ち入ることはできません。

本村では歌い手がいなくなったため、録音された歌にあわせて踊りが披露されます。大踊は前半・後半に分けて行われ、前半は5時半頃より『役所入り踊り』と『長者踊り』の2曲を披露。

踊り終わると、大踊はいったんお休みになり、6時すぎから「小踊」が始まります。これは日舞やフラ、太鼓など、島の人たちによる出し物の時間。奉納演奏のため、観客を背にして本堂に向かって披露されます。

7時前に小踊が終了すると、大踊の後半。『お福の踊り』『伊勢踊り』の2曲が披露されます。この時間になると日が落ちて周囲がすっかり暗くなり、提灯の明かりのなかでゆったりと動く大踊の幻想的な世界が広がります。

踊りが終わると、再びお囃子とともに踊り衆が境内を出ていき儀式は終了となります。

☆本村大踊の注目ポイント☆

・境内に設けられた曲輪のなかで15人ほどが躍る
・衣装は紫のカバに紺の紋服、真田織の下げ緒と印籠
・時間は5時半~6時頃と7時~7時半頃の2回に分けて披露
・『役所入り踊り』『長者踊り』『お福の踊り』『伊勢踊り』の4曲

・シンプルでゆったりした動きが特徴
・史上初、女性参加が解禁

本村の大踊では地元住民以外にも、学校の先生や役場職員など、さまざまな地域の職場から踊り手が参加しています。特に本村では今回初めて女性の参加が解禁されました。

7年ぶりとなる本村の大踊、ぜひご覧ください。

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