新島村博物館でコーガ石展を開催中
Posted on 2018年7月1日
新島独特のコーガ石文化に触れるエキシビション
全国でも新島でしか採掘されていない天然石・コーガ石。水に浮かぶほど軽いことから、かつては「神の石」と呼ばれて神聖視され、のちに優れた耐火性から建材として多用されるようになった歴史がある。特に風が強く度重なる火事に悩まされていた新島では、民家の外壁や塀などにコーガ石が使われ、全国でも珍しい石造りの家並みが今も残されている。
新島村博物館では、そんなコーガ石の歴史がわかる企画展「コーガ石展」を開催している。コーガ石の特徴や歴史に関するパネル展示や、コーガ石に実際に触れられる体験コーナーのほか、国の重要文化財に指定されているコーガ石建築「前田家住宅外便所」の1/5模型も展示されている。
大正時代に建てられた前田家の外便所は、ドーム型の美しい曲線が印象的な総コーガ石造建築。外からは見学できないトイレの内部まで詳細に再現されていて興味深い。
コーガ石展は新島村博物館2階企画展示スペースにて、2018年秋頃まで展示予定。終了日は未定なので、気になる方はお早めにどうぞ。
開館時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日
入館料 一般300円、児童・生徒150円
